うなぎによる食中毒の原因・症状・対策

うなぎによる食中毒の原因・症状・対策

最近はうなぎによる食中毒はあまり聞かなくなりましたが、昔はうなぎ屋で割と頻繁に発生していました。

 

原因で多かったのはサルモネラ菌です。

 

元々うなぎには必ずといっていいほどサルモネラ菌が存在しますが、蒲焼にする際の加熱調理で、細菌は死滅します。

 

しかしそれでもあたってしまうのは、

 

  • 焼いた後に、菌のついた手で蒲焼に触れた。
  • 消毒不十分なまな板で蒲焼きを切った。

 

などの二次感染が原因として考えられます。

 

しかし近年では、このような被害が出た店は即閉店ガラガラになるので、衛生管理が徹底されるようになり、お店での食中毒被害というのは聞かなくなりましたね。

 

 

うなぎによる食中毒の症状

サルモネラ菌が体に侵入してから12時間から48時間の間ぐらいに下痢、吐き気、発熱、嘔吐が始まります。

 

12時間からという潜伏期間が長いのも特徴です。

 

また下痢や嘔吐の症状が治まっても、数週間から数か月後に反応性関節炎が発生するケースもあります。

 

うなぎによる食中毒の対策

提供する側としての対策は、十分な加熱で細菌は死滅させること、十分な手洗い、まな板や包丁の消毒などを徹底し、二次被害を防ぐことです。

 

食中毒でない可能性も

また単に胃もたれや軽い腹下し程度ならば、食中毒ではなくただの消化不良かもしれません。

 

うなぎは脂質が多くカロリ-高めなので、胃への負担が小さくなく、その時の体調によっては食中毒に似た症状が出る可能性もあります。

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